“心地よく続けるコツ”−「続けるの苦手」さんの心得
こんにちは。管理栄養士彩子です。
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今日のテーマは「習慣」について。
日頃から
「私続けるのが苦手なんです」
「やろう!と思うけど2日坊主…」
なんてセリフをよく伺い、そして「続けるコツ」を相談されます。
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スモールステップ
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でいいじゃない?とお伝えするのですが、これは普段から私自身も大切にしているスタンスでもあり、メソッド(スモールステップ食習慣)でもあるので、今回はこちらをテーマにお伝えします。
どうしたら「続くのか」…3つのコツ
きっと「習慣化」にハードルを感じ、「続けること」に苦手意識を持っている人には重要なキーワードかと思います。ぜひみなさんの「今の自分」と照らし合わせて読み進めてみてください。きっと続けるためのヒントを得られるはずです。
心地よく習慣化するための3つのコツ
1.「内発的動機」を見つけること
2. 続けたい習慣の「目的」を明確にする
3.続かないかも…と思ったら「ギアチェンジ」
1.「内発的動機」ってなんだ!
内発的動機は自分自身で感じることのできる、やりがい・興味関心・楽しさ…などのことを指します。「自分なりのやる理由」です。
時間を忘れて夢中になれること…ありませんか?この内発的動機があるはずです。
内発的動機がセットできている事は、ある程度大変なことであっても、続けることができたり、モチベーションの低下は少ないと言われています。
▶︎例えば
「ウォーキング」は健康維持に重要…ということ以外にも、ウォーキングをすると、気持ちがいい、気分のリセットになる。これが内的動機です。
内発的動機に対して「外発的動機」とは?
「これをやれば誰かに褒められる」「〜をもらえる」「周りに賞賛/承認される」というもの。最初は頑張れたとしても、これらは自分以外の「外からの刺激」となるので、続けることが難しく、モチベーションを維持するのが難しいとされます。
2.続けたい習慣の「目的」は?
「なんのためにやるのか?」という目的がセットできていないと、ただのタスク=作業…になってきてしまいます。どこかに旅行をする時に「目的地」を決めておくことと同じです*
同じ行動であっても、
これを続けることで「得られるものは?」が明確になっているかが重要です。
・みんながやっているから
・これをやるといいよ!(やりなさい)と言われたから
という状態では、先ほど紹介した「内発的動機」がない状態のため、やっぱり続けるのは難しそうですね。
「これやってみたい!」と直感でピンときた「こと」があった場合は、これをやることで、どんな自分や未来を得られるか?発見がありそうか?などを考えてみるのもおすすめです*
▶︎例えば
ダイエットの目的はなんでしょう?
よく「◯kg減らす事」と答える方がいますが、それは「目標数値」です。
目的と目標は似ていますが全く別です。
ダイエットの目的とするべきは、この場合「減量を叶えたら得られるべき自分の未来の状態」です。減量を成功させて、ファッションを楽しみたい、自信を持ちたい、太ってから諦めていた「〜に挑戦したい」などです。
3.ギアチェンジもOK
ギアチェンジとは、その行動の頻度やボリューム、強度を調整する事を指しています。もちろん、何かを「続けること」ってその人の能力です。でもここで注意しなければいけない事があります。
「続ける事を目的にしてはいけない」という事。行動を続けることが目的ではなく、本来の目的は先ほど紹介した「得たい未来やなりたい自分になること」です。旅行をする時に「行き先」が明確であれば、目的地に到着するための方法は色々とあるはずです(車・交通機関などなど)方法は自分で調整して良いのです。それがギアチェンジ。
▶︎例えば
「毎食たんぱく質リッチな食事をする!」と意気込んだけど、少ししんどい、、と感じたならば、まずは「朝食からたんぱく質リッチに整える」という内容にギアチェンジ。
そこがクリアできたら、休日のランチは必ず!というように、スモールステップでその行動のレベルUPをしていきます。
このギアチェンジも「行動の目的が明確になっている」ということが前提です。目的がぼやけていたら、ギアチェンジも難しいでしょう。
環境も結構大事
続けるための3つのコツをご紹介しましたが、とは言っても「ん〜」とモヤモヤが晴れない方におすすめなコツをもう1つ。
それは「環境」です。
これは「行動を続けるために」という以外にスキルアップにも重要とされています。
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・頑張っている人がいる環境に身を置き刺激を受ける
・情報を定期的に得られる状態や環境を作る
・続けたい行動の進捗を「報告する」相手をつくるetc
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自分1人で難しい!と感じた方は、ぜひ環境や周りの人を活用してください。今はSNSの時代なので、オンラインのコミュニティーに参加したり、SNSで公開記録をつけるということも誰にでもできる時代です。
どうせなら楽しみたい
これも私自身、日頃大切にしている感覚です。
日常には、やりたいことだけでなく、やらなきゃいけないことも沢山あります。
でも、どうせやるなら、少しでも楽しめる方法を考えてみることにしています。
夕食を作るのが面倒だなぁ。。と思うときは、とことんズボラに手抜きをしても「美味しい!」と食べられたらよいので、お惣菜に頼って、お味噌汁だけは美味しく作ろう!と考えてみたりもします。
食卓で大切なこと(食事の目的)は、全てを手作りにして整えることではなく、「美味しく栄養を補うこと」ですからね*
▼オンラインカレッジ/整う食事を実践しよう
みなさんが日々の生活の中で自分を整えるために、心地よい習慣をえるための「環境」の1つにしていただけたら嬉しいです。
▼著書「整う食事」